「インファナル・アフェア」

今月のポポロに国分さんと松岡さんの対談がありましたね
初主演映画公開記念というところなんでしょうか
内容も映画の話題でしたからね

つらつらと読み進めていると、話題はいつしか「お気に入りの映画について」。
二人揃って「ユージュアル・サスペクツ」とか言ってる辺り渋好みだなと思うわけですが
国分さんが「インファナル・アフェア」を一押ししてくれていたので大喜び。

日本では2003年に「インファナル・アフェア」(第一部)
2004年に「インファナル・アフェア〜無限序曲」(第二部)が上映され、
今年の五月に「インファナル・アフェア〜終極無限」(第三部)が公開予定。

既にシリアルナンバー入りの前売りも手に入れている意気込みの
個人的には作作年、昨年とお気に入り映画の上位に入っている作品で
このスタッフが作っているというだけで「頭文字D」も見に行かなくちゃと思っているくらい。
・・・もともとはトニー様とラウ様を拝みにいっただけのつもりだったんですけどね・・・
(今は韓流のようですが、私はかなり前から香港流)
すっかりはまってしまいました。

設定はいたってシンプルで、
優秀な警察官がマフィアに、有能な構成員が警察へそれぞれ潜入し
それぞれの機関の中枢にのし上がり
諜報合戦を繰り広げていくというのが第一部。
第二部は彼らが潜入することになった経緯やバックグラウンドについて描かれています。

全編に渡って非常に良く練られたストーリーと仕掛けがあるのですが
これは「ロードオブザリング」のようにもともと大きな流れの一本のシナリオがあって
それを三部作として仕上げているため、
普通のパート2的なものとは違って完全に前後に大きな関連性があるのが特徴です。

大抵パート2はあまりおもしろくないとか
スケールがやたら大きくなったりというのが定石ですが
この作品は第二部を見ることによって更に第一部の解釈に深みが出るという仕掛け。
なのでもし観られる機会があるならば必ず第一部から見ていただきたい。
あれよあれよといううちの二時間弱の後、呆然としてまた第二部、
そしてまたあれよあれよの二時間弱、また呆然。
これでまだ次に何をしてくれる気なんだ〜!!!と叫んで欲しい。

ただし、かなり直接的な表現があるのでバイオレンスはちょっとという人にはまったくお勧めできません。
ちなみにハリウッドでリメイクが決定しましたが監督はまだ一度も本編みたことないそうで
こっちはほとんど期待してなかったり。

さて、最後に最初の対談の話に戻りますが
国分さんの言っている香港の音楽祭で会ったおじさんはエリック・ツァンのことだと思うんですが
本当にいい味だしてます。
第二部はこのおじさんにめちゃめちゃ泣かされてしまいます。
(そしてエリックさんは監督さんもなさるすごい俳優さんです・・・)
だから太一君おじさんは・・・おねーさんちょっとびっくりしたよ。
(さすがTOKIOの特攻隊長・・・)


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