ネバゴナダンス大阪初日♪

ネバゴナダンス大阪初日に行って参りました〜

貧乏人なので(大体来週はTOKIOコンだ)今回一度きり。
(ヅカ価格でしたし…)
快彦がまたもや観に来たのかと思われる程の雨にも負けず
(井ノ原氏はアラスカに雨を降らせるほどの強力な雨男)
気合入れて観てきました(*^。^*)

というわけで以下ネタバレ感想。

総評は「今までの坂本さんの舞台の中では一番好みで、尚出来も良かった」

今までと言ってもブイロクMASK、雨月、フットルース、ブラッドブラザーズ(シェルは不参加。トニ芝居対象外)の中でということなんですが。

正直、元々かなりミュージカル映画自体大好きで
フレッド・アステアがどんなにすごいかっていうのを知っていたので
坂本さんがこの演目をやるよと聞いたときは複雑だったんですよね。
大丈夫かな〜というよりは、比べるものじゃないのに比べてしまいそうで嫌だなぁと言う感じ。

ただ、色々観た人の話を聞いて、どうやらかなり別物みたいだなと感じたので
意を決して見に行ったというのが実際です。

ああ〜でも行っておいて本当によかったです。
坂本さんの大事なターニングポイントになるような芝居を観損ねるとこだった。
それぐらい変化みたいものをちょっと感じました。

前々から彼の弱点は声帯が弱いことで、
公演が長くなると中盤で声が出なくなったりしてたんですよね。
それが今回は調子がよかったのもあるんだと思いますが
声の不安定なところがあまりなかったように思います。
むしろよく伸びていたかな。

後相当詰めてタップの練習をしたおかげかもしれないですが
重心のとりかたも甘さがなくなっていて、
ダンスも安定していたなぁと。
終盤の見せ場、タイトル曲まできちんと歌いこめていたと思います。
やっぱり基礎は大事だなぁ。

もちろんいらないシーンなんてないわけですが、
敢えて一番をとるならやっぱり本人も言っていた建築中のビルの屋上のダンスシーンですかね。
高所恐怖症の坂本さんが実際にはあんなことありえない訳ですが
戸惑いながら、惹かれあう二人の距離感や気持ちがよくわかるダンスシーンだったと思います。

ちょっと残念だったのはアンコールでの電飾タップ台(でわかるかな)の「DANCE」の部分が点灯しなかったこと。
スクリーン落ちて、照明落ちても「NEVER GONNA」までしかなかったんですよね。
頼むよ〜チェック甘いぞ〜

アドリブは台詞自体少ない芝居なのであまりないようですが
坂本さんの「六人の聖歌隊のリーダー」(どんな仕事をしていたかと聞かれて嘘をつくシーン・・・まぁ聖歌隊じゃぁないわな)
三田村さんの買った株の銘柄「ジャパニーズタカラヅカカンパニー」
はちゃんと受けてました(*^。^*)

受けていたと言えばダンススクールの校長とリカルドはいい味だしてました。
ああいう人たち大好きなんですよね。
劇団新感線でいうと橋本じゅんさんとか右近さんみたいな。

しかしヅカの方々はやはりダンスシルエットがきれいですなぁ。
照明も意識してシルエットを作るようにしていたようなんですが
まひるさんの両手両足がものすごくきれいに見えました。

お話はほんとにコテコテのあの時代のハッピーストーリーで
日本でいうとラッキーは無責任一代男かな。
衣装だけ見てると、ものすご〜く長い幕ものの披露宴を見ていたような感じですけどね。
モーニングで始まり、モーニングで終わる。
ウェディングの衣装も4カップル分出てきますからね。
主役のお色直しも三回かな。(ちゃんと数えられてるか?)
坂本さんが白のモーニングで出てきたときは普通にファンでした。

あ〜ええもん見た。

初日からスタオベで、
ダブルアンコールは坂本さん一人で出てきてくれました。
いっぱい手を振ってくれてから
なんだか両手で顔をくしゃっとして、
照れ悪態をついて去っていきましたよ。

おもしろかったのは場内アナウンスかかってもしつこく手拍子していた客が、
坂本さんのダブルアンコ見て舞台の天照消えたらピタッと止めて帰りだしたんですよね。
ちょっとかっこよかった。

しかし、去年の今頃もタップ見て泣いてたんだよな(え、泣いたのか!?)
…スクリーンの中のチョナンでしたけどね(*^。^*)
縁があるのかな、タップ。