「タイガー&ドラゴン」DVDBOX


タイガードラゴンDVDBOXタイガー & ドラゴン DVD-BOX
気がつけはもう本日発売です(*^。^*)
春のクールは「恋に落ちたら」とコレだけをかぶりつきで見ていたわけですが、
最初なかなかリアルタイムで観ることができなくて、
結局REVIEWを全然あげられなかったんですよね…。
せっかくDVDBOXも出ることだし、
ここでいっちょ私の偏った視点でのツボをメモっておこうかなと(*^。^*)
(なので見たことない方へのイントロダクションには全然ならないはず。既に見た方がほくそえむ程度)

第1話「芝浜」〜昔も今も〜
イントロダクションとしては完璧。
正月のスペシャルと連ドラの間をつなぎ、
一回目にしてパターンを定着させてしまう…。
しみじみと今も昔も男女のことは変わりないなぁと思ったり。

第2話「饅頭怖い」〜どん太の悩み〜
一門の一番弟子のどん太君は妻子持ちの汚れ芸人で一門の家計をこっそり支えているえらい人。
でも世間の風は冷たいのね、という。
確かに今時汚れ芸人は多いけど、
どん太君はかわいいと思ってしまう私はやはりコアファンなのか…

第3話「茶の湯」〜ジャンプ登場〜
荒川良々さん大好き(*^。^*)
クドカン作品の独特な空気の中に必須というイメージ。
しかしジャンプ亭ジャンプって…冒険だなぁ。

第4話「権助提灯」〜組長の恋〜
つるべさんがドラマに出ているのをちゃんと見たのは、
古畑任三郎以来だと思うんですよ。
でもこの回見てやっぱり噺家さんなんだなぁと。
つるべさんの落語おもしろいらしいんですよね。
関西に今落語小屋を作る運動があるんですが、
晴れて小屋にかかったら是非見せていただきたい。

第5話「厩火事」〜ドツキ漫才万歳〜
ベストワンを無理に上げるならこの回。
古田新太さんと清水ミチコさんをドツキの夫婦漫才にしよう、
なんていう発想にまず完敗&乾杯。
あのままM-1出ませんかと云いたい。
古田さんのアル中ぶりが本物過ぎて笑えませんが、
とにかく号泣でした。

第6話「明烏」〜どん吉の結婚〜
ここに薬師丸さんか〜(*^。^*)今回もいい味出してましたね。
しかしどん吉さんみたいな人は今多いんでしょうね。
この回小竜とメグミのなんだか初々しい温泉シーンはほのぼのでよかった(*^。^*)

第7話「猫の皿」〜小竜の過去〜
小日向さん来ましたね〜
この回の小竜と小しんの対決のシーンが好きですね。
ここでようやく小竜の落語がフルで観られると思ったらフルじゃなくて残念。
でも落ちはこの話が一番好きかも。

第8話「出来心」〜銀次郎の失敗〜
「サゲが二つある」という落語ならではの面白みを、
うまく組長とどん兵衛のキャラの対比に使っちゃうところがうまい…
この話の時の銀次郎がラストの銀次郎に繋がってるんですね。

第9話「粗忽長屋」〜ヤスオ復活〜
一つ間違えば本当に腹の立つ奴なのにどこか憎めないヤスオ。
そして橋本じゅんさん、メイクしてないから
最初「どっかで見たことある人だなあ」なんて思っちゃったよ…
ヤクザさん似合いすぎです。
この話で「どうしてそうなるのかわかんねぇ」としきりに言う虎司の気持ちはわからないでもない。
でも落語はファンタジーでもあるということがよくわかって私も勉強になりました(*^。^*)

第10話「品川心中」〜虎児逮捕〜
最後のカタストロフィー。
この回は虎司のかっこよさにつきます。
今問題の練炭自殺を絡めていましたが、
本当にあんな風に自殺を思いとどまる人がいてくれたらどんなにいいことか。
しかし最後の虎司の表情は本当に心に残りました。

第11話「子は鎹」〜大団円〜
不思議と誰に聞いても一番泣いたのはどん兵衛が組長に泣きながら語るシーンだそうで。
(もちろん私もですが)
「あの子、ここにいたんだよ」とテーブルを叩きながら言い募るあの姿は、
西田さんって本当にすごい役者だなぁと思わされました。
駆け足の感はありましたが、
本当に大団円。見た後もすっきり!
(案外そういうドラマって少ない)
でもちょっと残念なのは、
天才小竜のフル落語が聞けなかったことくらいでしょうか(*^。^*)


と、駆け足で辿ってみましたが、
やっぱり総じてキャラが生き生きとしていて、
筋がものすごくよく考えられていてうまい。
万一これから観る人がいらっしゃいましたら、
とりあえず損はしないこと請合います(*^。^*)

ボックス特典映像楽しみだなぁ…