ゲド戦記&スタジオジブリ&岡田さん、そして文太さん。

今朝方目覚ましが鳴った直後くらいにメール着信。
こんなブログを書いていながら情報に疎い私に色々と教えてくれる優しいお友達からのご報告。
「准ちゃんがゲド戦記の主役だって」


へ?岡田さんが?ハイタカ?!


と、朝からディープな話題(私としては)に
頭の中はイメージのつじつまを合わせようと妄想がぐるぐると…
いやいや、それはどうかな〜納得いけへんな〜
と、思いつつネットで改めて詳細を確認。
それでようやく少し納得。


その前にゲド戦記って一体なんやねん?という人も多いような気がするので、
私の今回のしっくりいかない理由とともに少々説明を。

Wikipediaはてなキーワードにももちろん登録があるので
そちらで十分かとも思うんですが、以下は私のなりの解釈で。


ゲド戦記は「指輪物語」「ナルニア」と並ぶ三大ファンタジーと言われる作品の一つで、
実は私は指輪→ゲド→ナルニアと読んで、一番ハマったのはゲドなのです。
ただ、ここには注釈が必要で、第四巻つまり「帰還」以降の話はあまり好きではありません。
近年作者のアーシュラ・K.ル・グウィンフェミニズムに対して色々と言及されていて、
第三巻から第四巻の間には彼女の思想の変革とともに、
物語の本質にも大きな河が流れているように思っています。
フェミニズムがどう、ということではなくて、
有体にいうと、「ゲド」の物語は第三巻の「さいはての島へ」で終わったのだなと思っているのです。


ちなみに先に「ハイタカ」という言葉を出しましたが、
ゲド戦記の世界ではまことの名前というものが自分自身の本質をあらわし、
その名を他人に知られるということはその相手に支配されることを意味するのですが、
主人公の「ゲド」は彼のまことの名前で、通常は「ハイタカ」と呼ばれているのです。
で、准ちゃん主人公=ゲド=ハイタカ!?となったわけですが、
よく調べると、今回のアニメは第三巻の「さいはての島へ」を中心につくられているということで、
准ちゃんの役は既に大賢人となったゲドの旅の道連れのアレンの方だったんですね。
それで納得ということです。


正直私は第一巻の「影との戦い」が一番好きなので、
そこからつくるのだと思い込んでいたようです。
また、今回のジブリ作品は一本限りで、
指輪やナルニアのようにシリーズ化するわけでもないとのことで、
前出の二作がシリーズ化したので、これも思い込んでしまったようです。


となると俄然大事なのは大賢人ゲドの方の声なのですが、
こちらは菅原文太さんがされるのですね。
うん、それは納得かな。


ただ、「影との戦い」「こわれた腕環」とゲドの成長があって
初めて「さいはての島へ」だと思っているので、
その辺りをシナリオはどう処理しているのがとても気になります。
(まぁ、むしろ「帰還」以降に触れないでくれていそうなのがありがたいかも)
アニメ化について報道があったときはかなり複雑だったので、
一通り評価を聞いてから見に行くつもりにしていたんですが、
岡田さんがということならとりあえず前売りを買っておくことにしましょう。
(ジブリなんでおまけとかはあまり付きそうにないですが(^_^.))


でも「花よりなほ」は古田新太氏を目当てに行きます(*^。^*)
(ごめんよ准ちゃん)