「読み逃げ」のお話

先日人力でOKwebの質問を取り上げたアンケートがあがりまして、
以来元質問を取り上げて賛否両論飛び交ったようなんですが、
↓こちらの方できれいにまとめられていたのでメモメモ。
「mixi読み逃げ」の真相は120%自作自演だよ - Student magazine

「読み逃げするヤツおかしいよ!」ってことをアピールしたかったんでしょうかね。
ちなみに私は読み逃げに加えて書き逃げするヤツです。


確かにmixiに限らず、自分の書いたものに反応があるということは嬉しいことではありますが、
長くだらだらとネットに文章をあげてきて痛感したのは、
反応を「目的」にしちゃうと息切れしちゃうってことでしょうか。
ネット上のコミュニケーションはリアルと違って加速する傾向にあると思うし、
それを複数こなしているとプレッシャーに負けてしまいます。
なのである意味、常に双方向のコミュニケーションを欲しがる人はようやるなぁと感心します。
私はそんなに器用でもマメでもないので、強要されてもまず無理ですが。
おかげでここも他もまったりとやらせていただいてます。
マイミクさんも全員リアルで交流のある基本遠方の人ですね。
逆に職場の同僚なんかは常にリアルで会うわけですから、
mixiをやっていると知っていてもお互いスルーすることにしています。


ただ、こうしたコミュニケーションを糧にして生きている人がいるのは事実で、
それを否定したいとは思いません。
(お相手するのは無理ですが)
また、私の学生時代に比べると携帯やネットが普及している今の学生さんは、
コミュニケーションに速度と反射神経を求められていて大変だなと思います。


だって私たちの頃は、
授業中にノート切れ端にこまごま字を書いて、
複雑に折って、
「○○ちゃんに回して」と人力でリレー配達し、
それを読んでからまた同じことを繰り返してコミュニケーションをとっていたりしていたわけで。


電話も家電話しかないわけですから、
「おうちの人が出たらどうしよ〜」と緊急連絡網ですら緊張したりして滅多にかけられなかったり、
電話代自体が気になって長電話できなかったり(あ、キャッチ入った!)、
彼氏に電話するのに家じゃ恥ずかしいからテレカ持って、
こっそり家を抜け出して公衆電話に走り、
カウントダウンする赤い数字を恨めしく思いながら受話器を握り締めたり…。
(おいおい、かえってこい)


…なんて時代ですから。
こういうタイムラグが気持ちを盛り上げたり、自分の思いや考えをまとめていたわけで。
今はそうしたタイムラグというか、無駄な時間を楽しまずに、
反射でコミュニケーションしていることが多いような気がします。
それはそれで楽しい部分もありますが、全てがそうであってはつまらないなぁというのが私のスタンスです。
(チャットなんかは脊髄反射のコミュニケーションでいいと思うし)


しばらく会っていない遠方の友人に手紙を書くと、
時々丁度同じ頃に相手も手紙を書いて出していて、
内容がすれ違うなんてことが昔何度かありました。
それが今では送信ボタンを押せば数秒後には相手に届いてしまいます。
でも、なんだか私はそのすれ違っていた頃の方がどこか好ましく思ってしまうのです。