「真夜中の弥次さん喜多さん」

「真夜中の弥次さん喜多さん」

実は大阪初日の次の日に観に行ってきました。
(いかに溜め込んでるかって話だ)

心斎橋のビッグステップ内のシネパラに行ったんですが、
この日上映二日目だったのはヤジキタだけじゃなくて、
プリキュアもだったんですよね…
そりゃもう子ども様でごった返す中行きましたとも!
…ちょっと消耗してしまいました…
自分も子どもできたらこういう中で映画観たりするのかなと思うとちょっと怖いですね。(遠い目)

さて、そんなシチュエーションの中で見たにしては決してお子様向きではなかったこの一本。
ざっくばらんに言ってかなり観る人を選ぶ映画だと思います。
万人受けでは決してない。

でも私は好きですね〜
突っ込みどころ満載の上にしりあがり寿がわかりやすくなっている!
それはもう快挙というか、感服というか。

とりあえずクドカンの作品を見てきた人には「ああ、こんなところにこの人が」と思うことが多いと思いますが、
私はどっかっていうと「この人をこう使うか〜」と感心する方が多かったかな。
勘九郎改め勘三郎様の超ラフなお姿に唖然としたり、
(予告で見てはいたけどやっぱりストーリー内で見るとさらに衝撃が増した)
ピンポンに出ていたARATAが結構イカしたバーテンになってたり、
妻夫木くんてばチョイ役だし(*^。^*)

同じチョイ役でも松尾さんの「ひげのおいらん」や、
板尾氏の浪速ホット、
古田アニキの次郎長なんかは若手の使い方に比べてキャラがディープでしたけどね。
(私はこっちの方が好み…)

意外に小池栄子ちゃんが締まった演技していてお気に入り。

しかし旦那は「ちょっと気持ちわるいとこがあった…」と呟いてましたが、
やっぱりヤジキタのチューのことかしら。
それとも魂の良々さんかしら(*^。^*)
(不健康ランドのシーンは良くも悪くもリアリズムの極致だったので、受け付けない人には拷問だったかも)

ナンセンス手法でこれだけちゃんとリアルな人間の葛藤や強さを表現できものなんですね。

評価はかなり分かれると思いますが、
私はよくできた青春ロードムービーだと思います。

でもがんばって見る必要はない。
楽しめる人だけしっかり見てきてください(*^。^*)